CAST
※Wキャスト
林 翔太
林 翔太 (はやし しょうた)
1990年2月8日、神奈川県生まれ。2001年より活動を開始。2018年に『ロジャース/ハート』で舞台初主演を務めて以降、ミュージカル作品を中心に俳優として活躍。近年の主な出演作品に【舞台】『天使にラブソングを~シスター・アクト~』、『WHERE’S CHARLEY? チャーリーはどこだ!』、『Endless SHOCK』、『CLUBSEVEN another place』、『あなたに会えてよかった』、『また本日も休診~山医者のうた~』、『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』など。
※Wキャスト
北川拓実
北川拓実 (きたがわ たくみ)
2004年2月28日生まれ、埼玉県出身。少年忍者のメンバー。歌唱力と演技力に定評があり、舞台『火の顔』(2021年)で初主演を務めるなど俳優としても注目を集める。近年の舞台作品に『チョコレート・アンダーグラウンド』、『君のクイズ』(2025年)、『「GOOD」-善き人-』(2024年)などがある。
as ジョヴァンニ
芸術家を志してパドゥアにやって来た青年。
純粋に「美」を信じ、その探求の中でベアトリーチェに出会う。
触れることすら許されない彼女に惹かれながらも、彼は“真実の愛”とは何かを見つめていく。
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宮澤佐江
宮澤佐江 (みやざわ さえ)
1990年8月13日生まれ、東京都出身。2006年デビュー。AKB48グループの中心メンバーとして活動。2016年の卒業以降、女優、タレントとして活躍。近年の主な出演作として、ミュージカル『HERO』、ミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~』、二人芝居『よじれたギャラリー』、ミュージカル『スクールオブロック』、など多数。ドラマでは、「40までにしたい10のこと」など出演をしている。
as ベアトリーチェ
科学者ラパチーニの娘。
毒草に囲まれた庭で育ち、外の世界を知らずに生きてきた。
孤独と愛を胸に、父の“愛という名の支配”から自分自身の自由を取り戻そうとする。
珠城りょう
珠城りょう (たまき りょう)
1988年10月4日、愛知県蒲郡市出身。08年に宝塚歌劇団に入団。月組に配属され、16年に月組トップ男役に就任。21年に退団。退団後は、舞台『マヌエラ』、『天翔ける風に』、『20世紀号に乗って』、『あなたに会えてよかった』と舞台で活躍するかたわら、TBS系連続ドラマ「マイファミリー」、「VIVANT」、「アンチヒーロー」、CX「人事の人見」、NHK大河ドラマ「べらぼう」、映画「わたしの幸せな結婚」など、映像作品にも多数出演。最新作には舞台『忠臣蔵』などがある。
as リザベタ
ラパチーニ家に仕える乳母兼家政婦。
長年にわたり主と娘を見守ってきた。
母のような眼差しでベアトリーチェを包みながらも、彼女の運命を静かに案じている。
石井一彰
石井一彰 (いしい かずあき)
東京都出身。学習院大学卒業、東宝ミュージカルアカデミー1期生。2007年ミュージカル『レ・ミゼラブル』でデビュー。15年に「科捜研の女」でテレビドラマ初レギュラー出演を果たすなど、舞台を中心にTVや映画などでも活動中。近年の主な出演作に、舞台『8時15分ヒロシマ生きぬいて許す心』、『SMOKE』、『ダーウィン・ヤング悪の起源』、『ラヴ・レターズ~2023 Spring Special~』、映画「邪魚隊/ジャッコタイ」、「フレイル」、「科捜研の女-劇場版-」、TV「御社の乱れ正します2」(BS-TBS)、「十三人の刺客」(NHK)、「科捜研の女」シリーズ(EX)など。17年ぶりに『レ・ミゼラブル』に初のジャベール役で復帰。
as バリオーニ
正義感の強い医師。
ラパチーニの研究に疑念を抱き、人間の尊厳を取り戻そうと立ち向かう。
ジョヴァンニの良心を導く存在でもある。
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別所哲也
別所哲也 (べっしょ てつや)
静岡県出身。1990年、日米合作映画「クライシス2050」でハリウッドデビュー。米国俳優協会(SAG)会員。その後、映画・TV・舞台・ラジオのパーソナリティーなどで幅広く活躍中。近年の主な出演作品に、舞台『紅い落葉』、『ドリームハイ』、『チキチキバンバン』、『9 to 5』、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』、『ある馬の物語』、『チェーザレ 破壊の創造者』、『マイ・フェア・レディ』、『シャーロック・ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』、『ミス・サイゴン』、『レ・ミゼラブル』、映画「ストールンプリンセス キーウの王女とルスラン」(日本語吹き替え)、「Pure Japanese」など。99年より日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を主宰。第1回岩谷時子賞奨励賞受賞。
as ラパチーニ
植物の毒を研究する科学者。
愛する娘を「外の世界の悪」から守ろうとする。
彼の愛は果たして慈しみか、それとも狂気か。
STAFF
原作 ナサニエル·ホーソーン「ラパチーニの娘」
韓国版脚本·作詞 キム·スミン
作曲 イ·ダソム
翻訳 吉田衣里
上演台本·訳詞·演出 高羽 彩(タカハ劇団)
高羽 彩(たかは あや)
タカハ劇団主宰・劇作家・演出家。早稲田大学卒業。早稲田大学の「てあとろ50`」を経て2004年に個人演劇ユニット「タカハ劇団」を旗揚げ、主宰・脚本・演出を手掛ける。緻密な物語性と生々しく日常的でありながら何処か叙情的な言語感覚が旗揚げ当初から高い評価を得る。ユニット公演をコンスタントに続けながら、プロデュース公演の脚本・演出も担当。近年ではドラマ・アニメーションの脚本も手掛け、24年に脚本を担当したWOWOW連続ドラマ「東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-」が第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード番組ドラマ部門最優秀賞を受賞。随所にコメディ的要素も散りばめながら、どこか冷徹とも言える終着点へと向かっていく世界観を特徴としている。
音楽監督 深澤恵梨香
深澤恵梨香(ふかさわ えりか)
東京音楽大学作曲指揮専攻(映画放送音楽コース)卒業。作曲を三枝成彰、千住明、服部克久、小六禮次郎、堀井勝美の各氏に師事。関わる作品は国内外の映像音楽、舞台音楽、TVCM、J-Pop、オーケストラと多岐に渡る。また作編曲に留まらず企画制作にも携わり、音楽監督・指揮者までをも務め、世界に通じる総合的な目線で作品づくりに携わっている。主な舞台作品に、東宝舞台『キングダム』(音楽監督・編曲・オーケストレーション)、東宝舞台『千と千尋の神隠し』(音楽監督・指揮/第41回菊田一夫賞演劇賞菊田一夫演劇大賞受賞)、TOHOMUSICALLAB.『CALL』(音楽監督・編曲/2020AllAboutミュージカル・アワード作品賞受賞)、ミュージカル『十二国記‐月の影影の海‐』(音楽)などがある。
美術 稲田美智子
照明 小林愛子(Fantasista?ish.)
音響 田中亮大(Paddy Field)
ヘアメイク 中原雅子
衣裳 千葉奏子
衣裳進行 佃 彩可
稽古・本番ピアノ 杉田未央
歌唱指導 今泉りえ
振付 大和
演出助手 相田剛志/和田沙緒理
制作進行 半田桃子
制作 中尾莉久/柴田紗希/三國谷花
舞台監督 藤田有紀彦
宣伝美術 羽尾真理子
宣伝写真 園田昭彦
宣伝ヘアメイク 中原雅子/佐藤敦俊
宣伝衣裳 千葉奏子
宣伝小道具(花) 後藤亜希子(BIONIC PLANTS)
WEB制作 メテオデザイン
宣伝 フューチャーPR&Media/浜口奈津子
票券 柴田可奈子
プロデューサー 石橋千尋/三浦奏子
プロデューサー NHKエンタープライズ
主催 NHKエンタープライズ
エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
COMMENT
林 翔太 ミュージカル「ラパチーニの園」でジョヴァンニ役を演じさせていただきます林翔太です。僕にとって久しぶりのミュージカル出演なのでお話をいただいた時からずっとワクワクしています。キャストの皆さんも経験豊富な実力者揃いなので、主演という立場ではありますが、皆さんの胸を借りながら良い作品を作っていきたいと思っています。
この作品のキャラクターはそれぞれの愛の形と正義を持って生きています。大切な人のために何を選択して生きてきたか、これからどんな選択をしていくのか、そしてどんな結末を迎えるのか。皆さんに見届けていただけたら嬉しいです。
北川拓実 ジョヴァンニ役を演じる北川拓実です。今回このミュージカル出演のお話をいただき、新たな挑戦ができること、そしてこの素晴らしい作品と出会い、ジョヴァンニという役を演じられることを大変嬉しく思っております。
僕にとっては初めてのWキャストという形での出演となります。Wキャストでご一緒するのは、尊敬する大先輩・林翔太さんなので、大きなプレッシャーでもありますが、それ以上に貴重な学びの機会だと感じています。僕が演じる“ジョヴァンニ“が舞台上でどう生き、どう表現されるのか、その姿をしっかりと皆さまに届けられるよう、日々精進してまいります。劇場でお待ちしております。
宮澤佐江 この度、ミュージカル『ラパチーニの園』でベアトリーチェ役を務めさせていただきます。
台本を拝見し、知らない世界に興味を抱く彼女に私自身も強く心を動かされました。15歳で社会に出て芸能の世界しか知らない自分とどこか重なる部分を感じます。父からの深い愛、そしてジョヴァンニとの間に生まれる禁断の愛。登場人物たちが抱くさまざまな愛のカタチとその運命の行方を、ぜひ劇場で見届けてください。
珠城りょう 韓国で上演されたばかりのミュージカル作品ということで、出演することが決まったときは、とても驚きました。
この作品には様々な愛のかたちが表現されていますが、私自身も「人」や「愛」について改めて考えるきっかけになりそうです。美しい音楽とともに、この世界観を楽しみながら、しっかり表現できるように努めたいと思います。
石井一彰 バリオーニを演じます。不思議な事に自分の正義を信じるがゆえ、、という役柄を演じる機会が多いなと。憧れや嫉妬心、内面の葛藤をうまく表現できたらこのバリオーニという人物を立体的に皆様に届ける事が出来るのではないかなと。ストーリーに関していうと、どうやったらこんな話を思いつくのか。ダークで繊細で、それでいて音楽は大胆。この世界で生きる事ができるのが今から本当に楽しみでしかたありません。
共演者の皆様もはじめましての方ばかりなので一緒に舞台に立つ事ができるのがとても楽しみです。舞台は刹那でそれぞれの人生に関わってくるのは一瞬の出来事かもしれませんが、皆様の心に残る作品になれば。頑張ります。
別所哲也 米国原作、メイド・イン・韓国。舞台は、18世紀イタリア。さぁ!僕たちは、ここ日本で何を結実させるのか?!毒と薬は紙一重。科学技術も、常に人類の発展と破滅、表裏一体。飽くなき美への探究心と、「愛する」という人間の原動力が暴走するモノガタリ。静かに、しかしドラマチックなこの作品に、僕は今、とてつもなく惹かれている。ちょっとした熱病のように。
僕が演じるラパチーニ博士は、劇薬だ!致死量ギリギリの作品に仕上げるべく、参加する仲間と取り組もう!お客様もこの、劇薬ミュージカル。用法と用量をお間違え無く御観劇くださいませ。
ラパチーニ博士 別所哲也
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上演台本·訳詞·演出
高羽 彩
韓国で話題になったミュージカルの日本語版の演出を任せていただき大変光栄に思ってます。百年以上前にアメリカで書かれた小説が韓国でミュージカルになって、そしてそれが日本で上演されるって、時も国境も越えた壮大なリレーのようでロマンチックですよね。だからこそこの作品がもつ普遍的なメッセージをしっかり掘り起こして、皆様にお届けしたいと思います。
技術革新というのはいつの時代も人類にとって、福音と脅威という相反する作用をもたらします。その混乱の中で人が何を掴み得るのか。AIなどの技術革新に揺れる現代社会だからこそ、胸に迫る作品になるのではないでしょうか。